我喜欢九龙城 - 8/31の雑記
どうも、まっちゃです。
また積読が増えてしまいました。今回購入したのは
- 品田遊『ただしい人類滅亡計画-反出生主義をめぐる物語』
- 品田遊『止まりだしたら走らない』
- 山口文憲『香港世界』
の三冊です。『止まりだしたら走らない』はもう電子書籍の方で購入していたので買わなくてもよかったのですが、なんとなく紙でも持っておきたかったので買ってしまいました。電子で買った意味がまるでありません。
今日はそもそもステイゴールドという競走馬に関する資料を探しに出かけたはずなのですが、お目当ての馬の本は一冊も見つからず、それどころか全く関係のない本を三冊も買ってしまうという優柔不断ぶり。つい先日も積読が増えたという内容の日記を書いたばかりだというのに、本屋へ出かけるとつい財布の紐が緩んでしまうのは僕の悪い癖です。
品田遊の本には他にも『名称未設定ファイル』という作品があり、どうせならこれも買って同じ作者の本を全部揃えたいところなのですが、この世のどこにも在庫がないためにフリマアプリで一冊5000円以上の値がついており、手を出すのは少し躊躇われます。
「さんざん読まない本を買っておいて何を今さら高いだなんだ言ってやがるんだオマエは」と言われてしまえば、それについては返す言葉もありません。
あと買ってから気づいたんですが、ステイゴールドが勝った最初で最後のGIレースが『香港ヴァーズ』なので、全く無関係な本を買ってきたというわけでもありませんでした。でも『香港世界』に『香港ヴァーズ』のことは一行たりとも出てこないと思います。やっぱり無関係なのでは?
僕がなぜこの『香港世界』を買ったのかというと、僕はもともと九龍城や上海租界といったちょっと退廃的でノスタルジックな雰囲気が大好きで、加えてこの本の帯にも九龍城のことが書いてあったからです。分かりやすく僕の好きな雰囲気の例を挙げるとしたら、藤木稟の『上海幻夜』に出てくる上海がそんな感じでしょうか。
ごく一部の方はご存知でしょうが、この本はあの東方Projectの制作者であるZUN氏が愛読していた本でして、東方という作品全体の雰囲気を構成する非常に大きな要素となっています。『美鈴』とか『橙』とか名前がそのまま使われているキャラも居ます。
こちらもそこそこの値段で中古が流通していた覚えがあったので、ブックオフの100円コーナーで投げ売られているのを見た時は目を疑いました。
僕が上海や香港といった土地に惹かれる理由は、東洋と西洋の生活や文化がごちゃ混ぜになった、一種のカオスのような状態があるからなのだと思います。
洋の東西を問わずに様々な文化が混在し、入り乱れ、渾然一体となりながらもやはりどこかで線が引かれているという一抹の寂しさこそ、僕が感じる感傷の本質なのかもしれません。
そんなわけで、また積読が増えちゃったよというお話でした。次こそはステイゴールドの本を買いたいところです。
まあ、わざわざ探し回らなくてもAmazonで買えるんですけどね。
僕の頭からは『Amazonで買う』という選択肢がなぜかすっかり抜け落ちてました。意味が分かりません。
以上です。